ParaFla! 機能 3-5 〜スプライトを使ってみる〜


「スプライト」とは、イベントリストのイベント内につくる、もうひとつのイベントリストのことです。
今まで、イベントリストに画像やテキストなどを「イベントに追加」してイベントを作ってきましたが、
スプライトの中にも、同じようにイベントを作ることが出来ます。

メインのイベント

─→─→スプライト1─→─→スプライト2─→─→
─────  ↓ ───┬─── ↓  ─────
  ─→─→─→─→    ─→─→─→─→  

スプライトのイベント

上の図のように、メインのイベントにスプライトがあり、
そのスプライトのなかにもそれぞれイベントを作成することができます。
全体的に見ると、以下の図のように包括されています。

メイン
スプライト1
スプライト2
スプライト3

固定画面と通常画面を使用すれば、動く画像の他に動かない画像を複数表示する事ができましたが、
スプライトを使用すれば動く画像を複数表示できるようになります。

スプライトを作るには、ファイルリストを右クリックして、「アイテムを追加」から「スプライト」を選択します。

[アイテムの追加画像]

「ファイルのプロパティ」ウィンドウが出るので、「スプライト名」(スプライトの名前)と、「サイズ」(スプライトの大きさ)を入力して、
「OK」を押すとファイルリストにスプライトが追加されます。
スプライトを選択すると、プレビューペインに「スプライトを編集」というボタンが現れます。

[スプライトの編集画像]

スプライトを編集」ボタンを押すと、イベントリストの内容が全て消えてしまいます。
しかし、イベントのデータが消えてしまったわけではありません。
イベントリストが消えたのは、スプライトのイベント(=子イベント)を開いたからです。
現在ここに表示されているのは、スプライトの中のイベントリストです。
ここに、スプライトのなかで表示したい画像やテキストなどを「イベントに追加」していきます。

スプライトからメインのイベント編集に戻るには、
イベントリストの上にある見出しの部分(【フレーム|カウント|種別 ...】と書かれているバー)をダブルクリックするか、
バーを右クリックするとスプライトの一覧が表示されるので、そこから『(メイン)』を選びます

また、「表示(D)」から「スプライトタブ(S)」を選択すると、バーの上に開いているスプライトの一覧が表示されます。
同時に開けるスプライトの数は9個までで、スプライトを閉じる場合は、閉じたいスプライトのタブで右クリックし「このタブを閉じる」を選択してください。
(スプライトタブをオンにすると、バーをダブルクリックしてメインイベントに戻る方法は使えなくなります。)

[スプライト編集画像]

ちなみに、バーの色はメインのイベントを開いている場合は灰色に、スプライトのイベントを開いている場合はオレンジ色になります。

メインのイベントでスプライトを「イベントに追加」すると、そのスプライトは
スプライトの中に作ったイベントを再生するひとつの画像として扱う事ができます。
よって、スプライトをメインイベントで「固定画面」として配置することにより、『動く固定画面』を作ることが出来ます。
また、スプライトの中に別のスプライトを入れ子にすることもできます。

スプライトを作成する際にスプライトのサイズを設定しましたが、それはあくまでデータ上の話であってそのサイズからはみ出た部分が表示されなくなったりするわけではないので注意してください。

スプライトサンプルソースのダウンロード

ちなみに、スプライトのなかに同じスプライト(自分自身)を入れてしまうと、無限ループになりエラーが出ます。


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