ParaFla! 関連ソフトの基本情報
ParaFla! 、ParaDraw 、ParaFix の基本情報を紹介します。
▽ ParaFla!
- わかりやすいインターフェースに、簡単な操作で swf (Flashムービー)を作成できるFlash作成ソフト。
- Adobe Flash (Macromedia Flash)のようなタイムライン形式ではなく、イベント形式でFlashを作成していく。
- Adobe Flash でのMC(ムービークリップ)、イージング、モーショントゥイーン、シェイプトゥイーンといった基本的機能をほぼ全て搭載。
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読み込めるファイルは、
bmp / jpg / png (画像ファイル)、
pdr (ParaDraw で出力可能なベクタ画像)、
mp3 / wav (サウンドファイル。 mp3 ファイルはストリーミング再生が可能)、
flv (フラッシュビデオ)、
txt (テキストファイル)
の5種類。 - FlashMX 相当の ActionScript 1.0 を使用可能。
- Flash4 相当の携帯電話向け FSCommand2 スクリプトや、 SMAF / MFi などの携帯用サウンドファイルを使用可能。
- テキストエフェクト機能により、テキストに複雑な動きをさせる事ができる。また、テキストエフェクトのテンプレートは自由に作成できる。
- Flash8 相当のフィルタエフェクト、ブレンドモード対応。
- フリーソフトです。
- 基本的なイベント機能と ActionScript が実装されているので、大抵のムービーやゲームFlashなどは作成可能です。
- CGI との連携により、サーバーとの通信を行うFlashも作成可能です。
ParaFla! は「イベント」という概念で全ての動きをコントロールするため、直感的にわかりやすいオーサリング環境かもしれません。
Adobe Flash のプロジェクトファイルである *.fla ファイルとの互換性はありません。
関連ソフトに、『株式会社クリエイト寿づか』が開発した Suzuka があります。
Suzukaのオーサリング環境は、 Adobe Flash と同じタイムライン形式です。
▽ ParaDraw
- ParaFla! や Suzuka で使用可能なベクタ画像(pdr ファイル)を、シンプルなインターフェースで作成できるドローツール。
- wmf / svg 形式のベクタ画像を読み込んで編集、 pdr として出力可能。
- pdr ファイルとしての出力以外にも、 bmp / jpg / png / swf 形式での保存も可能。
- 描いた絵の一部のパーツを pdclip ファイルとして書き出し、読み込みすることができる。
- フリーソフトです。
- 下絵の表示機能や、ブラシ、テキストや図形の挿入が可能で、ドローツールとしてそれなりの機能が備わっています。
ParaDraw は、Windows 付属のペイントなどと同じような感覚でベクタ画像を描く事ができます。
グラデーションなどの機能も充実しているので、ドローツールとしても十分効果を発揮できると思います。
▽ ParaFix
- FlashPlayer の仕様変更により再生できなくなってしまった、以前のバージョンの ParaFla! で作成した swf を修正するためのツールです。
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pfl(ParaFla! のプロジェクトファイル)がある場合は、最新バージョンの ParaFla! で swf を生成しなおせば修復されます。
pfl が無い場合はこのツールで swf を直接書き換えて修正することができます。 - 最新バージョンの ParaFla! で生成した swf は修正する必要はありません
- フリーソフトです。
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再生できなくなった原因は ActionScript の処理と pdr の処理の2つで、そのうち pdr の問題を修復します。
ActionScript の問題の修復は最新バージョンの ParaFla! で swfを 生成しなおすしかありません。
FlashPlayer の仕様変更によって再生できなくなってしまった Flash を修正するためのツールです。
最新バージョンの ParaFla! だけを使用している場合はこのツールは必要ありません。