ParaFla! 基礎 1-1 〜DLしてみる〜
それでは早速、 ParaFla! [?] をダウンロードして起動してみましょう!
…と言いたいところですが、 ParaFla! を導入する前に下準備があります。
◆ まずは ParaFla! より先に、Visual Basic 6.0 ランタイムというものを導入します。
ParaFla! を動作させるためには、このVB6ランタイムが必要になります。
VB6ランタイムは、Vectorの検索ページなどから「Visual Basic 6.0 〜 ランタイム」などという名前の付いたものを探してダウンロードし、インストールしてください。
基本的には「Visual Basic 6.0 〜 ランタイム」という名前が付いているものならどれを選んでも大丈夫ですが、迷うようなら「Visual Basic 6.0 SP6 ランタイムライブラリ 第4版」を使うといいと思います。
これはインストーラー形式になっているので、ダウンロードして起動したら「次へ」を押していくだけで自動的にVB6ランタイムが導入できます。
VB6ランタイムが一体なんなのかということは ParaFla! を使うだけなら知らなくても大丈夫ですが、少し難しい説明を読みたいという人はこちらへどうぞ。
簡単に言うと、VB6ランタイムを導入する必要があるのは、 ParaFla! がVisual Basicというプログラミング言語で作成されているためです。
VB6ランタイムが導入されていないと、 ParaFla! だけでなくその他のVisual Basicで作成されたプログラム全てが正常に動作しなくなってしまいます。
パソコンを新しいものに買い換えたときにも、ランタイムのインストールは忘れないようにしましょう。
◆ VB6ランタイムがインストールできたら、次に最新のFlashPlayerプラグインを導入します。
最近の FlashPlayer は自動アップデート機能が付いていますが、念のためにこちらのページを Internet Explorer で開いてFlashPlayerプラグインのバージョンを確認し、
バージョンが古い場合やインストールされていない場合は、 Adobe のページから最新のFlashPlayerプラグインをインストールしましょう。
(Internet Explorer のFlashPlayerプラグインと、その他のブラウザのFlashPlayerプラグインは別物です。必ず Internet Explorer 用のFlashPlayerプラグインをインストールしてください。)
◆ また、ファイルの形式をわかりやすくするために、ファイルの拡張子 [?] を表示させるための設定もしておくといいでしょう。
すでに表示されている人は設定をする必要はありませんが、表示されていない人は拡張子の表示設定の解説を見て、表示するように設定して下さい。
◆ 作業を始める前に ParaFla! で作成したものを保存しておくフォルダを作っておくと便利です。
「parafla_product」など、好きな名前の新規フォルダを作っておきましょう。
◆ それでは、ParaFla!のページ(公式サイト)に行って ParaFla! 最新バージョンをダウンロード(DL [?] )してみましょう。
ダウンロードしたファイル「parafla***.zip」(***はバージョン番号)を、分かりやすい場所(先ほど作った ParaFla! 用のフォルダなど)に保存します。
ダウンロード出来たら、次は zip ファイルを展開(解凍 [?] )します。
Windows XP 以降では解凍しなくても中のファイルを見ることが出来ますが、必ず解凍してください。
zip ファイルを開いて、「ファイルをすべて展開」をクリック。ウィザードに従って解凍してください。
古いPCなど、この方法が行えない OS の場合はLhasaという解凍ソフトが便利ですので、このソフトを使用して zip ファイルを解凍してください。
zip ファイルを解凍できたら、解凍して作られたフォルダを開いてみましょう。
解凍したフォルダにはいろいろなファイルが入っていますが、ここで注意することが一つあります。
拡張子がdllのものは、絶対に別のフォルダに移動させたり、削除してはいけません。
ParaFla! が正常に動作しなくなってしまいます。
dll(Dynamic-Link Libraryの略)は「アプリケーション拡張ファイル」といって、プログラムが使用する関数や機能をまとめたファイルです。
さまざまなプログラムによって使われている場合もあるので、下手に移動させたり、削除したりせず、そのままにしておきましょう。
ParaFla! には、aclib.dll、ijl15.dll、mpng.dll、zlib.dllの4つが一緒についているはずです。
もしもこれらのファイルが無い場合はダウンロードや解凍に失敗している可能性があるので、もう一度やり直してください。
基本的に、 ParaFla! フォルダ内のファイルを勝手に移動・削除・名前変更などをしてはいけません。
ParaFla! フォルダ内には、他にもいろいろなファイルがあります。
history.txtとreadme.txtは、それぞれ ParaFla! の更新履歴と簡易の説明書です。
また、 ParaFla! を使うと、_preview.htmlと_preview.swfというものが作成されます。
これはFlashのプレビュー用のファイルで、削除や移動をしても再び作成されます。
同じく、parafla.iniというものも作成されますが、これは ParaFla! のウィンドウの位置や設定を記録しているファイルです。このファイルを削除すると、設定は全てリセットされます。
また、template.txtは、_preview.htmlのhtml [?] (Hyper Text Markup Language)の編集をするためのファイルです。
sampleフォルダには、 ParaFla! の使用例のサンプルが入っています。ある程度 ParaFla! の使い方がわかってきたら、txtとあわせて、pfl [?] ファイルを開いてみて下さい。
(pflについては後ほど説明するので、今は気にしなくてOKです。)
花びらのアイコンのparafla.exeが ParaFla! のプログラム本体なので、ダブルクリックして起動させます。
(ついでにショートカットをデスクトップなどに作っておくと便利です。)
起動させるとセキュリティの警告がでることがありますが、「OK」を押して進めてしまって大丈夫です。
(この警告を出ないようにするにはparafla.exeを右クリックしてプロパティを選び、「ブロックの解除」をクリックします。)
すると、こんなウィンドウがでます。
みんな一度は通る道。わからなくても大丈夫です。
自分だってわかりませんでしたから。
まずは、3つに区切られた画面(ペイン)のそれぞれ役割だけでも覚えておきましょう。
まず、左下の『素材ファイルをここにドロップ』と書かれている部分は、作成するFlashで使用したい画像ファイルや音楽ファイルなど(素材ファイル)をドロップして入れる部分です。
ファイルリスト(又は左ペイン)と呼びます。
その上の『No File』と書かれている部分は、素材ファイルのプレビュー [?] を表示する部分です。
テキストファイルならテキストの内容、画像ファイルなら画像のプレビューが表示されます。
この部分をプレビューペインと呼びます。
そして、右側の広い部分のことをイベントリスト(又は右ペイン)と呼びます。
ParaFla! でFlashを作成するときには、主にこのイベントリストで作業をします。
さて、作業をする領域を覚えたところで、まずは『Flashの中に画像を表示する』という簡単なところからはじめていきましょう。
表示したい画像ファイルをファイルリストにドロップします。
ここを右クリック⇒「保存」して、保存した画像を ParaFla! のファイルリストにドロップしてみて下さい。
ファイルリストに、ドロップした画像ファイルの情報が表示されました。
他にも画像ファイルなどを使いたい場合は、それらのファイルも全て同じようにドロップするのですが、今は先に進みます。
ドロップした画像ファイルを右クリックして、「イベントに追加」をクリック。
イベントリストに、画像ファイルの情報が表示されました。
イベントリストのひとつの行を、イベントと呼びます。
なぜ「イベントに追加」してイベントリストに追加したかというと、「表示する為」です。
丈夫にある「プレビュー」というところをクリックするとメニューが出てきます。
「プレビューウィンドウ F5」というところをクリックすると、作成したFlashファイルのプレビューをすることが出来ます。
(F5キーを押せば一発でプレビューを表示することができます。)
今回の場合、プレビューでは先ほどイベントリストに追加した画像が表示されているハズです。
このように、Flashの中に画像を表示するには、ファイルリストから「イベントに追加」してイベントリストに追加する必要があります。
イベントリストにあるイベントが、Flashに表示されるものというわけです。
ParaFla! でFlashを作る場合には、このようにイベントリストにイベントをどんどん積み重ねていくことになります。
ここまでを確認したら、次に行きましょう。