ParaFla! 応用 4-1 〜アクション〜


イベントリストには、画像やテキストだけでなく「アクション」と呼ばれる特殊なイベントを配置する事ができます。

アクションを挿入するには、イベントリストで右クリックし「アクションを挿入」を選択します。

[イベントリストの画像]

「イベントのプロパティ」が表示されます。

[イベントのプロパティ画像]

アクションの設定」の部分で、アクションの種類を選択します。

ラベル設定」は、イベントの途中にラベルと呼ばれる目印を作成することができます。
ラベルの名前は好きなものをつけられるので、「ムービーここまで」などと設定してコメントとして使用することもできます。
ただし、ラベル名は数字だけ(「1234」など)で構成してはいけません。
ラベルはイベントリスト上でのみ表示され、実際のFlash内ではラベルの存在は表示されません。

作成したラベルは、「ラベルへジャンプ」で使用することも出来ます。
「ラベルへジャンプ」でラベル名を指定すると、そのラベルがあるところまでFlashの再生がジャンプします。
ただし、ラベルジャンプで通過した画像イベントなどは、無視しているのではなく超高速で進んでいるものと考えてください。
つまり、ラベルジャンプで画像イベントを飛ばしても、画像は表示されてしまいます。

URLを取得」では、入力したURLのページを開くことが出来ます。
URL」の欄に開きたいページのURL、「ターゲット」には『_blank』などの指定をします。

※『_blank』:新規ウィンドウを開いてURLを開く。
 『_top』:新規ウィンドウを開かずにURLへ移動する。
 『_self』:Flashを表示しているウィンドウでURLを開く。
 ターゲットに何も指定しなかった場合は『_self』と同じ。

再生」はFlashを再生、「停止」はFlashの再生を停止します。
ただし、スプライトの中のイベントは「停止」しても停止しません。
スプライトの再生を停止したいときは、スプライト内に「停止」を挿入してください。

次のフレームへ」「前のフレームへ」はそれぞれ、次、前のフレームに移動します。
これは需要が少ないです。

フレームへジャンプ」は、指定したフレームカウントの部分へFlashの再生をジャンプすることが出来ます。
「フレームへジャンプ:1」のようにすると、Flashのはじめの部分に移動することになります。

サウンド停止」は、Flashで音楽を再生していた場合に、音楽の再生を停止します。

画像を消去」は、指定した深度のイベントを消去します。
画像だけでなく、テキストやスプライトも同様に消去できます。
「2,5,6」のようにコンマ(カンマ)を入れることによって複数指定ができます。

音楽同期を開始」、「音楽同期を中止」については、使う必要が無いためここでは説明しません。

何もしない」を挿入すると、指定したフレームカウントの間、何も処理を行いません。

<スクリプト>」は、ActionScript の挿入、編集ができます。ActionScript についてはActionScript 講座を参照してください。
ActionScript は少し難しいので、慣れてきたら使ってみましょう。

<ロールバック>」は、指定したフレーム分、イベントをさかのぼります。
イベントは通常、上から下へと順に実行されますが、この機能を使うと上のイベントを実行する時に、下のイベントを先に実行することが出来ます。
例えば、

┏10フレームのイベント(A)
┃ロールバック:10フレーム
┗10フレームのイベント(B)

のようにすると、ロールバックの下にある(B)のイベントを10フレーム早く表示する事ができ、
結果的に(A)と(B)を2つ同時に表示することが出来ます。
ロールバックをうまく使用することにより、スプライトの代用もある程度可能です。

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