ParaDraw 基本 1-1 〜起動して、線を引いてみる〜


さっそく ParaDraw  [?] を起動して実際に使ってみたいところですが、その前にいくつか確認することがあります。

1.Visual Basic 6.0 ランタイムのインストール

ParaDraw を使用するためには、Visual Basic 6.0 ランタイムをインストールする必要があります。
ランタイム [?] とは、プログラムを動作させるために必要な部品プログラムのことです。
はじめからパソコンにインストールされていることもありますが、ランタイムのバージョンが古い可能性もあるので、今までにこのランタイムをインストールしたことがない方は必ずインストールしてください。(既にインストール済みなら再インストールする必要はありません。)
ランタイムのダウンロードはいろいろなところで行えますが、「Vectorの検索ページ」から探すのが便利です。
上記のページから「Visual Basic 6.0 〜 ランタイム」といった名称のものをダウンロードし、インストールしてください。どれを選んでもだいたい大丈夫だと思います。
どれがいいか悩む方は「Visual Basic 6.0 SP6 ランタイムライブラリ 第4版」がオススメです。
もちろん、これらのランタイムもすべて無料です。ランタイムのインストールができたら次に行きましょう。

2.拡張子 [?] を表示する設定にする

拡張子とはファイル名の後につけられるファイルの種類を表すアルファベットのことです。
Flash作成ではさまざまなファイルを扱うため、拡張子を表示しておくとファイルの種類が分かりやすくなって便利です。
パソコンによってははじめから表示される設定になっていることもあります。

3.圧縮ファイルを展開するための解凍ソフト(Lhasa など)の用意

OSが Windows XP 、 Windows Vista 、 Windows 7 などの場合、OSの機能としてはじめから圧縮ファイルを展開できるようになっているので解凍ソフトは必要ありません。

最新のFlashPlayerプラグインも必要です。このページを Internet Explorer で開いてFlashPlayerプラグインのバージョンを確認してください
バージョンが古い場合やインストールされていない場合は、 Adobe のサイトから最新のFlashPlayerプラグインをインストールしてください。
(Internet Explorer のFlashPlayerプラグインと、その他のブラウザのFlashPlayerプラグインは別物です。必ず Internet Explorer 用のFlashPlayerプラグインをインストールしてください。)

詳しくは、ParaFla! 基礎 1-1 〜ダウンロードしてみる〜を参照してください。

準備ができたら、さっそくParaFla!のページからParaDraw最新バージョンをダウンロード [?] しましょう。
[ParaFla!のダウンロードページ画像]

ダウンロードしたファイル「paradraw***.zip」(***はバージョン番号)を保存して、zipファイルを解凍します。
解凍できたら、解凍して作られたフォルダを開いてみましょう。

フォルダの中には ParaDraw 本体の他にも、いろいろなファイルが入っていますが、
拡張子がdllのものは絶対に削除したり、移動させてはいけません
これらのファイルは ParaDraw の動作に必要なもので、 paradraw.exe と同じフォルダに存在していなければなりません。
ファイルが壊れていなければ、ParaDrawフォルダにはijl15.dllmpng.dllzlib.dllの3つがあるはずです。
3つそろっていない場合はファイルが壊れている可能性があるので、再ダウンロード、再解凍してみてください。

また、 ParaDraw を使用すると、paradraw.iniusercolor.datbrush.datの3ファイルが作成されます。
これはユーザー設定を記憶しているファイルなので、設定をリセットしたいとき以外は削除しないで下さい。
(ちなみに ParaDraw はレジストリを使用していないのでUSBメモリなどで持ち運びできます。)

ParaDrawのおおまかな使い方は、usage.jpgusage2.jpgusage3.jpgで確認する事ができます。
この講座では、これらのusage [?] にそって機能の解説を行っていきます。

桜のアイコンの『paradraw.exe』が ParaDraw 本体なので、ダブルクリックして起動させます。
(ショートカットをデスクトップなどに作っておくと便利です。)
[ParaDrawメイン画像]

ParaDraw のメインウィンドウは、上図のようになっています。
中央にある大きな部分が『 キャンバス 』です。ベクタ画像を描いていくところです。

左側にある縦長のボタン部分で、さまざまなツールを切り替える事ができます。
今回は「鉛筆ツール」を使って、自由に線を引いてみましょう。
「鉛筆」にするには[鉛筆]のボタンを押します。

ボタンが押し込まれたのを確認したら、キャンバスに自由に線を引いてみてください。
引いた線は自動的にベクタ化されるので、多少ぼやけた感じになります。

線を引けたら、ParaDraw のウィンドウ上部にあるメニューの「ファイル(F)」から、「名前をつけて保存(A)」を選択します。
すると、描いた絵が「pdr」という形式で保存されます。
後日、この絵を再び編集したい時は、「ファイルを開く(O)」で pdr ファイルを選択すればOKです。

ParaFla! で使用するときは、この pdr ファイルをその他の素材ファイルと同じようにファイルリストにドロップすることで読み込むことが出来ます。


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