ParaFla!プロパティの設定


ParaFla!のプロパティで設定できる項目について説明します。

「ファイルのプロパティ」
■「テキストファイル
[テキストのプロパティの画像]
フォントなどの設定については機能 3-4を参照してください。
変数名
このボックスに変数名(半角英数)を入力すると、その変数に代入されている内容がこのテキストに表示されるようになります。
また、逆にこのテキストに文字を入力すると、文字がその変数にそのまま代入されます。
変数の表示についての詳しい解説はActionScriptのページを見てください
また、変数名を設定したテキストはオブジェクトとしてActionScriptで操作することができます
テキスト入力
文字を入力できるテキストボックスにします。「選択可能」と一緒にチェックしないと効果がありません。
パスワード
チェックを入れると、入力された文字が全て*(アスタリスク)で表示されるようになります。
複数行
テキストの改行を有効にします。
例えば、「テキスト入力」にチェックを入れている場合に、Enterキーで改行を入力することができるようになります。
折り返し
文字の長さがテキストのサイズを超えてしまった時に自動的に改行して表示します。
ただし、「自動サイズ」と同時に使用するとテキストが表示されなくなってしまうので注意してください。
HTML
テキストに一部のhtmlが使用できるようになります。
使用できるタグは以下のものです。

<p> <br> <a> <font> <b> <i> <u> <li> <tab>
<textformat> (属性:leftmargin, rightmargin, indent, blockindent, leading, tabstops)

テキストにリンクをつけたり、テキストの一部の文字の大きさや色を変えることができます。
枠線
テキストの周りを線で囲みます。
「テキスト入力」と一緒に使うと、簡単に文字を入力するためのテキストボックスを作成することができます。
選択可能
文字を選択可能にして、右クリックから「コピー」などができるようにします。
■「ラスタ画像
透過色を指定する
画像の中のどれか1色を指定して、その色を透明にします。(JPEG 画像はその特性上うまく透過できません。)
RGB のスライダーで透明にしたい色を指定します。「左上のドット」で画像の左上のドットの色を自動的に取得します。
エッジをぼかす」は透過色とそれ以外の色の境目部分を目立たないように処理します。
にじみ」:透過色とそれ以外の色の境目部分をぼかして目立たなくさせます。「にじみ強度」の値を大きくするほど、ぼかしの効果が大きくなります。
アンチエイリアス」:透過色に類似する色を半透明にして目立たなくさせます。「色の範囲」は 1〜255 の間で指定します。この値を大きくするほど、透過色に類似する色だと判断される色( = 半透明にされる色)の範囲が大きくなります。よって、この値を大きくしすぎると画像全体が半透明にされてしまう可能性があります。
JPEG圧縮しない
チェックすると画像をJPEG圧縮しません。
JPEG圧縮をしないと画質をきれいに保つことができますが、 swf のファイルサイズが大きくなります。
もともとJPEG画像の場合はこの設定は効果がありません(「プロジェクトのプロパティ」で「JPEG画像を強制的に再圧縮する」にチェックを入れている場合は、この設定にチェックすることで再圧縮を行わないようにできます)。
■「ベクタ画像
モーフィングする
pdr 画像を指定した別の pdr 画像へ滑らかに変形させることができます。
ただし、現在の pdr 画像と別の pdr 画像は、「パスの数」、「重なり順」、「それぞれのパスのアンカーの数」、「塗りの種類」がそれぞれ全て同じである必要があります。
モーフィング中は線が塗りの下に隠れないので、あらかじめ pdr 画像をParaDrawで「線を塗りに変換」する必要があります。
「モーフィング終了時の画像(ファイルID)」で、変形後の pdr 画像のアイテム ID を入力します。
「正当性チェック」で、指定した pdr 画像への変形が可能であるかどうかチェックします。
※各ファイルのプロパティにある「オブジェクト名」は、ActionScriptでオブジェクトにアクセスするときに使用します。
イベントのプロパティ
■「ボタンにする(B)
[イベントのプロパティの画像]
ボタンの画像ID
「ボタンを押下」「マウスカーソル通過」「当たり判定」の3種類があります。
それぞれにチェックを入れ他のファイルの ID を入力すると、それぞれの条件を満たした時に入力した ID のファイルに表示が切り替わるようになります。
たとえば、白いテキスト(ID:1)と、黒いテキスト(ID:2)を作成しておき、
白いテキストのプロパティで「マウスカーソル通過」にチェックを入れ、ID に「 2 」を指定すると、
白いテキストの上にマウスカーソルを乗せた時に黒いテキストへと表示が切り替わり、マウスカーソルを他の場所に移動させると白いテキストに表示が戻ります。
■「描画位置

フィルタの設定を行います。「カラーの変化」以外はSWF8でのみ使用可能です。
フィルタについての詳しい解説はこちらのページに書いてあります
マスク
画像を2種類用いて、ある画像を他の画像の形に切り抜いて表示する機能です。
マスクしたい深度の範囲を指定すると、指定した範囲にある画像がマスク設定した画像の形に切り抜かれたように表示されます。
例えば、ベースの画像Aと、マスクをかける画像Bを用意してマスクをかけるとします。
画像Bよりも画像Aの深度が手前に来るように配置し、画像Bのプロパティで「マスク」ボタンを押して画像Aの深度の値以上の数値を入力します。
これで、画像Aが画像Bの形に切り抜かれたように表示されます。
「画像Bの深度」〜「マスク設定で入力した深度」の範囲内の画像すべてがマスクされるので、複数の画像を画像Bの形に切り抜いたように表示する事が可能です。
マスクはActionScriptでも設定することができます。
mask1.setMask(mask2);      //スプライト mask2 をスプライト mask1 のマスクにする
■「ブレンド
[ブレンド設定の画像]
画像などを重ねた際のエフェクト処理の設定を行います。SWF8でのみ使用可能です。
ブレンドの設定は、ActionScriptでも行うことが可能です。
Flashゲーム講座&ASサンプル集【ムービークリップについて】 - 「ムービークリップにブレンドを適応したい」が参考になります。
ブレンドを応用して、不透明度を反映したマスクを作成することができます。
これを「アルファマスク」と言います。
アルファマスクについてはParaFlaで作ったものを置いておく場所 - マスクとアルファマスクの簡単な説明・使い方が参考になります。
また、ActionScript とアルファチャンネル付き png 画像を使用すればブレンドを使わずにアルファマスクを適用することもできます。
詳しくはくだらないページ - ParaFla!でアルファ付きPNGをマスクにするが参考になります。
■「視覚配置画面
ガイドパス
フレームカウントを 2 以上にすると、視覚配置画面の上部に「ガイド」というボタンが現れます。
[ガイドパスの画像1]
「ガイド」ボタンを押し込んだ状態で視覚画面内を右クリックすると、アンカー(点)を打つことができます。
[ガイドパスの画像2]
アンカーを配置すると、このアイテムがフレームカウントぶんかけてこの線を辿って動くようになります。
今まで複数のイベントで表現するしかなかった振動などの複雑な動きも、ガイドパスを使えば簡単に表現できます。

「下絵」のことです。最後にプレビューした swf を視覚配置画面の背景にすることができます。
右下に表示されるコントロールパネルで下絵 swf の再生制御をすることができます。

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